導入事例

JPICBOX 2014 NO.26 掲載株式会社 紙大倉 様

使用ソリューション:PROTSⅢ

親会社との連携強化を目指し
全社的なシステムを刷新

昭和44年の設立以来、合併や事業譲渡を経て今日までの歩みを続けてきた株式会社紙大倉。
度重なる合併や老朽化した旧システムを、PROTSⅢの採用により全社的に一新、
親会社を始め関連会社との連携を深めるとともに、業務効率の大幅なアップを実現しました。
PROTSⅢにより実現した効率化の実例と、次なる飛躍に向けてのシステム戦略をうかがいました。

親会社との連携強化を目指し 全社的なシステムを刷新

 新生紙パルプ商事の100%子会社としてその一翼を担う株式会社紙大倉。昭和44年に設立した断裁加工専門のアサカ紙工を前身とし、昭和48年の最初の合併から紙販売開始、その後2度の合併を経て平成13年には社名を現在の株式会社紙大倉に改称、今日に至っています。
「当社の取り扱い品目は洋紙全般から板紙、ファンシーペーパー、PPC、フィルムまでと幅広く、いわゆる小ロット多品種の販売が中心となります。煩雑な事務処理にシステムは欠かせないもので、これまで長年に渡って他社の汎用機をベースとしたシステムを運用してきました。しかし合併や事業譲渡が相次ぎ、その度に継ぎ足し継ぎ足しでなんとか使ってきたものの、サーバの老朽化などもあって、トラブルが多発する状況に。旧システムの保守管理も受けられなくなり、さらに親会社を含めグループ会社全体の業務合理化を図るという目的もあったことから、全社的なシステム刷新を検討することになったのです」
取締役の国分尚二さんはそう話されます。

平成22年から新システムの導入計画を進め、2社のシステムを候補として検討した結果、平成24年9月にPROTSⅢ採用を決定。7ヶ月の準備期間を経て、平成25年5月より稼動を実現しました。
旧システムからのデータ移行など、膨大な準備作業に当たられた業務部の立津貴司さんが、その経緯をこのように話されます。
「度重なる合併の影響もあり、旧システムでは商品コードが複数存在するなど、マスターがまったく整理されていない状態。まずは使いやすく合理的なマスターの形を決めるところから始まり、マスターの整備・作成、実績系移行データ作成、仕様検討・調整。業務部を中心に、半年以上に渡る作業となりましたが、正確に進行させると共に限られた時間との闘いで無我夢中で作業を続けましたね」 そんなご苦労の末、当初の予定から1ヶ月遅れとなりましたが、平成25年5月にはPROTSⅢの稼動を実現。運用開始の前後には、実際にシステムを使う営業社員を含めた説明会や勉強会を重ねられた成果もあって、導入から1ヶ月の間を見ても大きなミスやトラブルはほとんどなく、順調に運用をスタートすることができたそうです。

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導入の経緯と今後を語る取締役の国分尚二さん

システム連動と自動ファクスが業務孤立を大幅にアップ

 では新システムにより、具体的にどのようなメリットが実現されたのか見てゆきましょう。
まず、導入目的のひとつでもあった親会社を含めたグループ全体の業務効率化に加え、倉庫・配送・加工の業務を全面委託する若洲共同物流とも、カミネット経由によるシステム連動を実現しました。それまでの手作業による二重入力の手間が削減され、業務の大幅な合理化が図られています。 また、若洲共同物流以外の入出庫・配送・加工等の取引先に対しては自動ファクスシステムを採用。特に自動FAXは卸商として初採用で、加工先へはカミネットが新機能として対応し画期的なものだったそうです。 このように、カミネット経由のシステム連動と自動ファクスとを併用することにより、まったく同様の入力作業を行うだけで、若洲共同物流へはデータで、それ以外の相手先にはファクスでと自動的に配信されます。二重入力が不要になったことはもちろん、プリントやファクスのために席を立つ必要もなく、業務効率は大幅に向上しています。
さらにデータ処理にかかる時間も短縮され、それまで2日以上を要していたデータの取り込みも、翌日には完了するそうです。
導入直後からスムーズな運用を実現したPROTSⅢ。日常業務の合理化・効率化においては大きな成果を挙げていますが、今後はさらに研究を重ね、より深い活用を模索してゆきたいと立津さんはいいます。
「運用面では順調に使いこなしてきていますが、管理使用ベースでの本格活用はまだまだこれから。PROTSⅢは非常に奥が深い、優れたシステムですので、管理面でよりニーズに合った、誰にも見やすく分かりやすいデータの出し方や、資料の作り方といった点で、さらに研究の余地があると思っています。導入からまだ1年が経っていませんので、現状では前年比などの詳細なデータをシステム上で比較することはできませんが、今後2年、3年とデータが蓄積してくれば、管理面はもちろん営業にも役立つさまざまなデータの活用が可能になると期待しています」

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実際のシステム導入に当たられた業務部の立津貴司さん

次なる目標は物流コストの削減 新たな世代による飛躍を目指す

 PROTSⅢにより、業務の効率化に留まらない大きな可能性を手に入れた紙大倉。今後、システムに期待することとして、国分さんは次のような点を上げられました。
「次の目標としては、PROTSⅢ上での物流経費の管理を考えています。当社業務において物流経費の占める割合は大きく、約25%にもなります。物流の無駄を省き、最大限の効率化を図ることは、当社にとって大きな目標。現在は別に集計を取って物流経費の管理を行っていますが、これを現行のシステムに乗せて、より緻密で正確なデータを集めることができれば、コスト削減に繋げることができます。PROTSⅢには基本的な物流費の管理ができるシステムがすでに入っているそうですが、これを当社に合った形で、どのように使いこなしてゆくか、JPICさんにも協力していただいて、取り組んでゆきたいですね。3度の合併を経て、当社は今、世代交代の時期を迎えています。これから若い世代、新しい人材を積極的に求めていきたいと思っていますが、整備された新しいシステム環境が、そういった新世代の飛躍を支えるベースとなってくれることと思っています」

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事務所風景

企業プロフィール

本社所在地 東京都江東区東砂7丁目17番地10号
TEL 03-3640-7571
社長 宮島哲夫
設立 1969年  
資本金 3,325万円
従業員 20名
導入月 2012年5月
URL

※本文中の肩書および内容は2014年取材当時のものです。

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